ねこひげアンテナ

自己分析&文体模索中!自分らしさって何だー!?

炸裂する乙女心! シリーズ・つんく歌詞の魅力(1)

2015/11/05(木)

重度のハロヲタのもちよです。こんばんみ。
今年はわが軍から多くの人が旅立って行った年でしたね。

3月にはアイドル界の全方位型ミサイル、Berryz工房が。
6月には稀代のアイドル、うたちゃんが。
11月には未完の大器、にょんさんが。
12月にはモーニング娘。の孤高のセンター、鞘師ちゃんが。

そして、今になってじわじわと私を落ち着かない気持ちにさせているのは、そう、つんくさんの不在です。



わたしはもともと、ハロメンたちの懸命さ・可愛さと同じくらいつんくさんの曲を愛していました。

だから、つんくさんの曲が激減し、他の作家さんの曲を歌うことがある意味「通常運転」になったからこそ、

「ああっ!もう一味!もう一味のパンチをくれえーー!」

という欲求が抑えきれなくなっております。


世間では「意味不明www」とか「ひどいwww」とか「売る気無し!」とか言われることもあった、ひと癖もふた癖もあるつんく曲(敬意を込めて呼び捨てにさせてください)。

ですが、わたしは心の底から愛していました!!!

わたしが愛していたつんく曲のポイントを数回に分けて語りたいと思います。
実例を交えつつ、紹介させてください。


今回のエントリーはこちら。


つんく曲の激愛ポイントその1・ 歌詞の世界観



これ!!これよ!!歌詞の魅力無くして、つんく曲は語れない!!

歌詞の魅力は、大きく3つに分かれます。簡単に言うと、

(1)乙女心
(2)愛と平和
(3)言葉選び

です。

ではまずひとつめ。デデン!

(1)乙女度120%!?女心をイタコのように代弁する歌詞〜!



我々ハロヲタの間では「つんくの中には乙女が入ってる」というのは常識ですよね。

それほどまでに、とてもじゃないがオッサン(失礼)が書いたとは思えない歌詞が山のようにあるのです。
というか、全部かもしれません。

その中でも、特にわたしが失神しそうになった歌詞をご紹介。


「パン屋さんのアルバイト」スマイレージ

バイト先で 急にモテ始めたのだ

のだ!!!!

この語尾!!!!
これだけでもう勝ち。無限大に勝ち。未来永劫つんくの勝ちです。


この曲は、バイト先で急にモテ始めた主人公が、ある「1人の人」から突然デートに誘われてしまい、警戒してるけどどんどん惹かれていって、わあどうしよう!いいのかな?!これってもしや恋?!みたいな曲です。

全編通して、甘酸っぱい度120%。
「これって恋かも?」
で終わる歌詞は、まさに「落ちた」と気づく直前の恋。
跳ね回る音符とキラキラしたハートが、紙吹雪のように降ってくる気すらする、ものすごいアイドルソングとなっています。

よって、三十路女がカラオケで歌うと、もれなく瀕死の重傷を負うことができます。
なんとなれば、社会的な死が訪れると言っても過言ではないでしょう。



「愛しく苦しいこの夜に」モーニング娘。

Ah 前髪で 顔を隠した
でも口づけしてた
Ah 夢の中 壊れちゃいそう
止まれ 時間 止まれ
Ah なぜだろう 涙流れる
悲しいわけじゃないのに
Ah なぜだろう 愛しい苦しい
胸が 胸が 苦しい


はあ、歌詞打ってるだけでもう切ない。

この曲は、たぶん初体験?の女の子の心境かなと勝手に思ってます。
ドキドキしながら彼の家に行って、怖がっていると見えないように頑張っておしゃべりして、ご飯食べて。
無理に鼻歌歌いながらお茶入れてみたけど、ふとした時に肩を抱き寄せられて頭が真っ白に。
「付き合ってもう半年か」「大好きだよ」と思う主人公。
そして引用の部分を経て、「あたたかい柔らかな手」に包まれて眠るまでの、大切な、幸せな、一夜の歌。

「愛しく苦しいこの夜に」というタイトルがもうぴったりすぎて、私の胸まで苦しい。

Ah なぜだろう 胸が苦しい 
食べすぎたわけじゃないのに

およしなさい。

しかし、歌詞だけなのに、えりりんのあの可愛い声で再生されますね。
余談ですが、このアルバム(Fantasy拾壱)はもちよ史上最高に好きでした。アルバム収録メンバーでのライブがなかったのが未だに悔やまれます。
そしてもうみんな、いない…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)



全部全部興味ない
もうすぐ引越しするんでしょ
これ以上優しくしないで
ウソ泣きしてあげるから

「君のことなど興味ない」
から始まって、ほかの誰と話してたって興味ないし、髪の毛を切ったのも背が伸びたのも、斉藤先輩と仲いいのも知らない。
遊園地に誘われ、まあ生徒会で一緒だから1度くらいいいけど、とはいいながら。
全編通して「知らない」「興味ない」のオンパレード。
でも、歌詞の最後(引用部分)にきて、「ぁまのじゃく」というタイトルの意味がわかるんですよね。
素直にさみしいといえない、あまのじゃくな女の子(たぶん中2!)の歌でした。

「あ」が小さいのはなんでだろう。
可愛い天邪鬼、のイメージなのかな?

 


乙女心満載の曲はまだまだたくさんありますが、絶対外せない3曲をご紹介しました。


次のエントリーでは、(2)愛と平和 について、語らせてください!

ではまた。

しーゆー!