学校へ行こう!は、タイムマシンだった
2015/11/04(水)
こんなに懐かしく思うはずじゃなかったのに!
まだまだ「ちょっと昔」だったはずなのに!
振り返ればすぐ思い出せてた「あの頃」がまさかこんなに遠くにいっていただなんて!!
「学校へ行こう!2015」を観て感じたのは、こんな驚きと少しの恐怖でした(笑)
振り返れば、私の人生で最も密度が高かったのは、16歳から20歳までの5年間だったような気がします!
今でも、その5年間のことは、どの年に何があったのか鮮明に思い出せるくらい。
私にとって特別な5年間は、1997年から2001年にあたります。
まさに、「学校へ行こう!」が絶好調に放送されていた時代とまったく同じ!!
昨日のスペシャルも半分以上はなんとなく覚えのあった内容でしたよ!毎週必ず、家族で見てたからね(^-^)
ついこの間まで振り返ればすぐそこに鮮明に見えていたはずの「16歳から20歳までの思い出」は、いつのまにか18年も向こうの世界になっていたことに、イヤが応にも気付かされましたよ…。
学校へ行こう!の画面の端々に、今となっては懐かしい世界(そんなに昔だなんて思ってなかったから、思い出すこともなかったあの時代の空気!)がたくさんあって。
まさにタイムマシンのようでした!
「厚底ジョンソン」
コーナー内容:街ゆく厚底ブーツギャルを拉致・拘束し、履いたままの厚底をノコギリでそのまま切り落とす(!)
今の常識なら絶対通らない、恐ろしい企画だというのに、何のテロップも入らずに普通に笑いとして受け止められていたというそのおおらかな世界観に衝撃...
いや、私も普通に笑って観てた。確かに。
なのに2015年の今、あれを観て笑いより先に「いやいやいや、さすがにこれはマズイんじゃ...」って思ってしまうのは、グラデーションで変わっていくような緩やかさで、じわりじわりと「テレビの常識」が変わっていったからなんだろうなあ...
今は深夜帯でもできないよね、あんな企画。たぶん。
自主規制が強くなったのか、世間の声が強くなったのか。
最近はテレビが面白くなくなったとか言うけど、仕方ないことなのかもしれないね。
昔と同じ形でやると、何したって反論がくるもの。
何やっても斬新で、勢いがあって、朝から晩までずっと面白かったフジテレビが、今やもう視聴率が風前の灯状態ですしね。
時代かねぇ。
私もあんなにテレビっ子だったのに、今や帰って来たってテレビつけないままの日も多いもんね。
コーナー内容:最強コギャル「サオリとミホ」と、名門大学生「マサーシー・長谷・だぜ」との間に愛は芽生えるのか!
そもそも、コギャルという概念がもう。もう。懐かしすぎて胸が苦しい!!
あのバーバリーのマフラーの巻き方よ!!
パーにした手を前に突き出すポーズよ!
独特のピースのしかた、極厚ルーズソックス、だらしないカーディガンよ!!
もう懐かしさで倒れそうになりました(笑)
あのころはまだポケベル全盛期で、まだギリギリケータイの普及する前だったから、あんなにイケイケな人でさえもケータイ持ってる画がないのが、今となっては逆に新鮮。
ギャル語とかあったなー!
「チョべリバ(超ベリーバッド)」「MK5(マジでキレる5秒前)」「超ベリガンブロン(超ベリー顔面ブサイクなロン毛男)」「なくなくない?(あるよね?)」的なね!!
私は田舎の進学校のイモ姉ちゃんだったからリアルなギャルとは無縁だったけど、渋谷のギャル(コギャルとかいうこの響き!)の様子などはテレビで見ない日は無かったねぇー。
ヤマンバとか、いったい何を思ってあんなファッションしてたんだろうね?!
センターGUYとかもいたなぁー(笑)スーパー高校生とか!なんじゃ、スーパー高校生って!
私が大学進学で上京したのがちょうど2000年で、もうそろそろコギャルブームは終焉だったけど、それでもアルバローザとかココルル?とかのギャル系のお店は、しっかりいい場所に出てたね!
あと、個人的に懐かしメーターが振り切れた瞬間は、マサーシーがカラオケで得意の「ロマンス」を歌う直前に見えた、あのカラオケのリモコン!!!!
そっか、デンモクになって既にもうしばらく経ってたんだなぁー!!って思った!
久しぶりにみた、あのタイプのリモコン!
昔は分厚い本見ながら曲探して、「えーと、5600-01、よし、ピッ!」とかってリモコンで入力してた!してたなー!
やたら古臭い映像が流れたり「間奏 15秒」とか出たりね!
曲の終わりに荒い明朝体で
1998年
史上初の兄弟対決、若乃花初優勝
hide死去
とかいう、謎の豆知識が出たりね!
愛に!気づいてくだっさーい!
僕が!あたためてあっげっるっ!!(((^-^)))
ほかにもいっぱい懐かしポイントがあったけど、だいたい同じ流れの繰り返しになるからやめときます。
とにかく、まだまだ最近だと思っていたあの頃が、改めて見たらすっかりしっかり「過去」になっていたことに、驚いちゃったっていう話です。
コギャルのメイクとかポーズ
街ゆく人のファッション(やたらピタピタ)
男子のロン毛率の高さ(V6も半分はロン毛だったぞ)
ケータイの一切見えない街の様子
エキセントリックな企画内容
小学生のおぼこさ
中学生の素朴さ
流行ってた歌(三大歌姫とか言ってたわー!!)
流行ってたモノ(みんなPRADAのちびリュック持ってなかった?)
改めて17年後の未来から見ると、どれも「……(* ̄m ̄)ププッ」って感じに見えるけど、その当時は全然おかしいなんて思わなかったもんなあ。
時代ってゆるやかに、わからないうちに、確実に変わっていくんですね!
1992年の渋谷だそうです。