ねこひげアンテナ

自己分析&文体模索中!自分らしさって何だー!?

紅白歌合戦と「歌う国民」

モーニング娘。'15の紅白落選に血の涙を流したもちよです。


見たかったなあ、鞘師ちゃんが紅白の舞台で最後のワンカットにドヤ顔をカチ込む姿を!

卒業には一切触れずに、曲終わりにみんなで「来年もその先も、ずっと日本に音楽が流れ続けますように!」とかいうコメントをせーので言って、清々しくかっこよく去っていく後ろ姿を!


個人的な卒業コメントはやらない方が絶対カッコいい!
見てる人の殆どは、そんな事情知らない人だもんね。


紅白は、他の音楽番組とはターゲットが違う。

紅白のターゲットは、「世代」じゃなくて「世帯」、つまり「全世代対応」「家族全員対応」。


 紅白は、年末の家族団らんの中で、音楽を媒介にして、日本の日常の幸せを再確認する装置だもの。 



父「誰これ」

息子「最近流行ってるアイドルじゃん」

母「みんな顔が一緒に見えるわー」

娘「出た、オバハンあるあるwww」

母「オバハン!明日のお年玉の巻き上げレートを高く設定し直すわよ」

娘「お母様申し訳ございません」

母「しかしどうして最近のアイドルは1人で出てこれないのかしらねぇ。女子の集団トイレの名残じゃないかしら」

息子「出た謎論理www」

父「モモエちゃんとかセイコちゃんは1人で出て1人で歌ってたんだもんなあ、偉かったなぁ」

娘「あ、次セイコちゃんだよ」

父「こりゃもう、セイコちゃんじゃなくてセイコさんだなあ。しかし歌い方変わったなあ」



みたいなね。


もうずっと、やれ紅白の価値は下がっただの、オワコンだの言われてるけど、そんなことないと思うんだけどなあー。

音楽は世代を超えるから!

新しい曲や人は子供が解説し、昔の曲や人は親が解説する。
親の若かった頃の話なんかも出たりして。

だから、昔のヒット曲を繰り返し巻き返し歌うのだって、別にいいと思う。
むしろそれでいこう!


なんとなくついてて、なんとなくみんなで見てて、トイレ行ったりお風呂入ったりウトウトしたりしながらも、ゆるーっとみんなテレビの前に戻ってきて、団欒が継続するっていうのは、新旧の曲を流す紅白ならではだと思うから。

新しい曲や人ばっかりの番組なら、他でもやってるしね。


紅白のターゲットや意義は変わらないでいて欲しいな。

偉大なるマンネリ、大歓迎です!!



でも、だからこそ、色の偏りはなるべく是正してほしいなと思ったり。


嫌いじゃないしむしろ好きだけど、それでもさすがに、ジャニーズ7組は多いような…。

48グループも、嫌いじゃないけど、3つ出ても区別がつきにくいというか…。


そこに、ぜひ我が軍ハロプロも、一枚噛ませていただきたかった!(笑)

ダンス&ボーカルグループ、今もずっといい仕事してますよーー?紅白の関係者様!!!


モーニング娘。'15はもとより、最近のアンジュルムの勢いったらないですからね。


そうそう、フジのFNS歌謡祭?のほうに、なんとアンジュルムと℃-uteがLIVE(生放送の飛天の間ではない方)で出るらしいという噂を掴んだので、関係者様のご英断に最敬礼をしていたところです。

その2グループ、放送してぜったい損はさせませんよ!ゲへへ( *´艸`)


音楽番組要チェックの季節が来ましたね!



まあでも、そもそも論で考えてみたら、年末だからといって音楽番組を流す必要は特にないわけですよね。

「1年間の売上の総決算」というのであれば、別にテレビのニュースで事足りるし。


じゃあなんでこんなに年末の音楽番組が多いのか、というと、やっぱり「みんな観るから」ってことなんでしょうね。

卵ニワトリ論みたいにはなるけど、誰も観なかったらさすがに放送やめてるでしょうし。


じゃあなんでみんな観るのかというと、やっぱり会話装置、そして「歌が好きな国民」ってところまで行くかもしれません。


万葉集の古代から、それこそ文字より先に歌があった国だからね!


万葉集古今和歌集新古今和歌集の昔から、各地の民謡の成立、俳句や川柳に都々逸、戦前戦後の歌謡曲、御三家に花の中3トリオ、聖子明奈ピンクレディー、そしてアイドル乱立ダンスグループ乱立の今に至るまで。

まさに「歌は世につれ、世は歌につれ」。


そんな「歌う国民」の今年一年の労をねぎらい、一年の最後に家族の団欒を始めるきっかけとしては、歌番組というのは最善の装置なんだと思います。


今年流行ったナウい歌も、ちょっと懐かしい歌も、何回歌うねんと突っ込みながらも「やっぱりいい歌ねぇ」と思ってしまう定番曲もごちゃまぜになって4時間半お茶の間に流れる紅白は、なんだかんだ言ってもやっぱり日本の心なのでしょう(^-^)


年の瀬に、いろんなところからたくさんの曲が流れる平和な「歌う国」でずっとあってほしいなと、緊迫した世界情勢の中あったかいお風呂につかりながら思う、もちよでした。



「来年もその先も、ずっと日本に音楽が流れ続けますように!」



のぼせもちになる前に、そろそろ出ましょ。